海で禊祓をした際に生まれた神様を祀る神社とは
2016/09/07
海で禊祓をした際に生まれた神様を祀る神社とは
「問24」
伊弉諾尊が泉国(黄泉の国)から帰って来られ、身についた穢れを祓うために海に入って禊祓をしたときに生まれた神様である底筒男命、中筒男命、表筒男命と神功皇后(息長足姫命)を祀る神社の総本社は次のうちどこでしょう。
1.走水神社
2.和多都美神社
3.住吉大社
4.伊弉諾神宮
「正解 3」
〜解説〜
設問の低筒男命と中筒男命、表筒男命のことを住吉三神といいます。海の底でお生まれになった神様が底筒男命で、海の中ほどでお生まれになった神様が中筒男命、海の上でお生まれになった神様が表筒男命です。
第14代仲哀天皇の后・神功皇后の新羅遠征のときに、託宣を下してその戦いを助けられたのがこの住吉三神です。
その後、長門に住吉三神の荒魂が、摂津に和魂がお祀りされました。
荒魂とは積極的、活動的な神霊のことをいいます。
後者が大阪の住吉大社で、前者が山口県下関にある住吉神社です。また、福岡県博多にある住吉神社は、伊弉諾尊が禊をされ住吉三神がお生まれになった場所としてお祀りされています。
走水神社は日本武尊ゆかりの神社で神奈川県に鎮座し、和多都美神社は海幸彦。山幸彦神話にちなむ神社で対馬に鎮座しています。
伊弉諾尊は伊弉諾尊・伊弉冉尊をお祀りし淡路島に鎮座しています。