タキシードにも色々なタイプがあります
2016/04/22
タキシードにも色々なタイプがあります
結婚式において新郎の晴れ着となるタキシードですが、実は色だけではない様々なタイプがあるのです。
ドレスコードにおいては、式の時刻によって服装を選ぶ時間があり、「陽のある時間かどうか」が重要な要素になっています。
まず、昼の時間帯で最も格式が高いものを、「モーニングコート」と呼びます。
ルーツは18世紀のイギリスで、英国貴族の日課である乗馬の後、すぐに宮廷に上がれるように礼服とされたものが元になっています。
同じく昼の時間帯では、「フロックコート」と呼ばれる親しまれた服装もあります。
19世紀から20世紀初頭に男性用の礼装として広まり、ダブルブレストというジャケット生地を重ね着したものが主流でした。
陽が落ちた夜間での礼装の一つが、「タキシード」です。
別名としてはディナージャケットやスモーキングと呼ばれる場合もあります。
日本では燕尾服と呼ばれることが多い礼装が「テールコート」です。
夜間では最も格式高い服装で、乗馬服がデザインのルーツになっています。
このようにタキシードには色々なタイプがあり、時間帯によってふさわしい礼装が決まっているのです。