知っておきたい和装の小物
2015/09/03
知っておきたい和装の小物
結婚式で白無垢を着る時の綿帽子は、ウェディングドレスで身につけるベールと同じく、結婚式が終わるまで新郎以外の人に顔を見せないという風習にのっとった白無垢のみに着用するものです。
白い色は、嫁ぎ先の家風に染まる、精錬建白を表しています。
花嫁を災いから守るお守りの意味合いを持つ懐剣は白い袋に入っており、白は、花嫁のこれから始まる新しい人生を表す色と言えるでしょう。
綿帽子は一般的に挙式の時のみでかぶり、披露宴では外されます。
色打ち掛けと本振袖の着用時に用いられる角隠しは、長方形の白絹を髪に止めつけられる形にしたもので、角(女性の嫉妬心)を隠すという意味合いがあります。
最近の結婚式では、和装でも洋髪にする人が増えており、それとともに綿帽子も、華やかさを備えたオーガンジーやレースを用いたデザインのものが使われるようになりました。
洋装にお色直しをする際にそのまま使えるデザインのヘアアクセサリーは大変便利です。