結納の起源とは
2015/07/25
結納の起源とは
結婚をするときに、まず結納という儀式が日本では古来からあります。
もともとは、中国から伝来をしてきたものですが、今から1400年前の4世紀から5世紀頃に日本でされたことが始まりました。
そして、きっかけとされるのが仁徳天皇の皇太子が妃に迎えるときに贈り物(納采)を贈ったのが初めです。
これ以降の、宮中儀礼の「納采の儀」はやがて宮中だけでなく、貴族などの階級社会にもこの習慣が伝わっていくことになります。
これが、武士社会に入ると、結婚が政略の一つの手段になっていくのです。
有力な大名との婚礼には膨大な結納品が、贈られることになりこれが現在の結納に近い形になります。
しかし、庶民には結婚式という観念がまだなくこの時代でも結納はしていません。
それが、庶民の間にまで広まったのは江戸時代末期から明治初期になるとされています。
まず、富裕層の商人からこの習慣が広がりやがてそれが庶民もするようになっていきました。