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玉串の由来と使うタイミング

2015/04/08

玉串の由来と使うタイミング

玉串とは、さまざまな祭典の際に
ご神前にお供えするもので、榊の枝に紙垂(しで)をつけたものです。

もともとは日本神話にある
天の岩戸開きの際に用いられた榊の枝がその由来となっておりますが、
菅原道真公は「このたびは幣(ぬさ)もとりあえず手向け山
もみじの錦神のまにまに」と歌に詠んでいますので、
必ずしも榊だけを用いたわけでもないようです。

日本神道では、祈祷などを願い出た祈願者本人が
神社の用意した玉串をご神前に捧げることがありますが、
この玉串を用意していただく代わりに
お金を奉納するのが現代では一般的になっています。

よく似たものに「初穂料」というものがありますが、
こちらは実り(初穂)に対する感謝が起源になっていますから、
御守護いただいたお礼や家内安全などのお守りをいただく際の
奉納金ということになります。

結婚式や七五三などのように、祝詞をあげてもらい、
祈願者自らが玉串をご神前にお供えするような祭典の時に奉納するのは
「初穂料」ではなく、玉串の代わりにという意味での「玉串料」になります。

なお、神式によるお葬式を行う際も同様ですので、
くれぐれも「初穂料」と混同しないように注意してください。

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