玉串奉奠についてのまめ知識
2015/01/24
玉串奉奠についてのまめ知識
玉串奉奠とは、神道独特の儀式として行われるものです。
つややかな葉を持つ緑色の榊の小枝に、
紙垂と呼ばれる白い紙が添えられたものが、玉串です。
これを自分の心を込めて神様に捧げるのです。
この儀式の意味合いは、その心を神様に捧げるというところにあります。
この榊と紙垂の由来には諸説ありますが、
よく知られているものには、
天の岩戸に閉じこもってしまった天照大御神を呼び出すために
玉の飾りのつけられた木が作られたというものがあります。
また、魂を指しているのだとする説もあり、
神様がそこに宿る依り代であるという説もあります。
このように古くから儀式に用いられてきたものであるからこそ、
時代を超えてその形をとどめている伝統ある儀式なのです。
これは、様々な神事において執り行われる儀式なので、
その都度変わる面もありますが、一番大切なことは、
自分の心を神様へと捧げるということです。
ですから、そうした神に対する心持ちを整えて行う必要があります。