官社について
2024/10/14
以下の文章を読んで空欄( )に入る言葉として正しいものを選んでください。
7世紀になって朝廷は、法体系のなかに日本独自の神祇制度を組み込んでいきました。古代において、その存在・役割を国家的に認められた神社を官社といいます。これらの神社には、祭祀を扱っていた( )から、祈年祭のときに幣帛が献じられました。
それが平安時代になると、重要度に応じて大社と小社に区分されました。さらに祈年祭に際し、( )に出向いて幣帛を受ける神社・官幣社と、地方の行政官から幣帛を受ける神社・国幣社とに分けられるようになりました。この時点の神社の一覧が延喜式に記されています。祈年祭以外にも幣帛を受ける神社もあり、 特に霊験あらたかな名神大社と呼ばれる神社は、延喜式にはその旨も記載されています。
1.神祇院
2.太政官
3.神祇官
4.教部省
正解 3.神祇官
~ 解説 ~
神祇院は昭和15年(1940)にできた神社行政機関で、教部省は明治時代に宗教行政に携わったところです。太政官とは古代においては、律令制のもとに行政組織を管轄したところです。明治維新によって、太政官は復活され政務を司りますが、内閣制度が発足したことにより廃止されました。
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