神祇官について
2024/02/22
平安時代の「神祇官」について書かれた以下の文章を読んで空欄( )に入る言葉として正しいものを選んでください。
平安時代初期以降、太政官は天皇の内廷としての性格を強めるようになるが、神祇官もそれに歩調を合わせて変化した。奈良時代には、同族である藤原氏と結び、律令神祇体制の整備確立を推進した中臣氏と律令上級官人が神祇伯に就任することが多かったが、平安時代に入ると、天皇の外戚者の任伯が多く見られるようになり、皇族である諸王が務めることが一般となった。これは、神祇官の中心的責務が全国神社の管掌から、皇祖・神宮への奉幣へと移行したためと考えられる。同時期、天皇の祓を職掌とする ( )(ト部氏世襲)が地位を向上させ勢力を得たが、神祇官祭祀の内廷化傾向と符合するものといえよう。このような傾向は時代が下るに従い顕著となった。
1.侍従
2.験者
3.御祈師
4.宮主
正解 4.宮主
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