遷宮について
2021/12/30
「遷宮」および「第62回神宮式年遷宮」に関する問題です。
以下の文章を読んで空欄( )に入る言葉として正しいものを選んでください。
遷宮には、ご本殿を新しくすることがともないます。これはご祭神がその神社に鎮座され、初めてお祀りされた「始原」のときと「祖型」を再現するという意義が込められているとも理解できます。こういった精神を神道的に表しているものに、元々本本という言葉があります。
そして、遷宮のたびに遷座祭が執り行われて、神威の高まりが積み重ねられていきます。1年というスパンのなかにも、これと同じことがいえます。( )は、年ごとに、その神社で神様を初めてお祀りした始原のときを再現し、神威の新たな高まりを願って「みたまのふゆ」をいただきます。神宮式年遷宮が20年に一度の大神嘗祭と呼ばれるのもそういう意味からです。つまり、遷宮と遷宮との間の大きなスパイラルと、1年というスパイラルとが循環・重層構造になっているのです。
このように遷宮とは、神社創建の原点に立ち返り、神威の一層の高まりを願い、地域全体がさらに力を合わせて社会を築いていく力を与えるものにほかなりません。また、その構造は恒例の神社のお祭りにもあてはまり、絶えず繰り返しながら祈られ、そして発展していくものなのです。
1.例祭
2.起元祭
3.元始祭
4.歳旦祭
正解 1.例祭
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