儒教一致思想について
2021/12/26
以下の文章を読んで( ア )( イ )に入る言葉の組み合わせとして正しいものを選んでください。
中世以来行き渡った神仏習合の神社縁起を根本から見直す機運を起こしたのは、近世儒教の儒教一致思想だった。
その先駆的業績が、( ア )の神道および神社の研究である。( ア )は、現世を否定して人倫を無視するという仏教の弊害を神仏習合のなかに見出し、仏教的こじつけを取り除くことによって、儒教的王道すなわち日本の神道という本来の姿を再現することができると考えた。神社研究の成果を集めた寛永15年(1638)ころの( イ )では、上巻に伊勢、八幡、春日など22社の由来や沿革を収め、中巻にも熊野、多賀、白山など諸国有名大社を扱っている。そこでは本迹縁起の理論や霊験譚はいっさい排除され、あくまで「六国史」や『延喜式』『新撰姓氏録』などのいわゆる国典の史料に拠った、神代史を淵源とする歴史的由緒が構築されている。
1.ア、林羅山 イ、中朝事実
2.ア、林羅山 イ、本朝神社考
3.ア、中江藤樹 イ、中朝事実
4.ア、中江藤樹 イ、本朝神社考
正解 2.ア、林羅山 イ、本朝神社考
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