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神社検定

2017/03/05

神社検定

問5
以下の文章の「   」に入る言葉として最も適切なものはどれでしょうか。
 御本殿には大きく分けて二種類があります。神明造と大社造です。この二つの様式から派生して多くの形式が生まれました。
その歴史は古く、「   」にはほとんどの様式が出来上がりました。

1.平安時代
2.奈良時代
3.弥生時代
4.古墳時代

正解 1.弥生時代

〜解説〜
 神社の社殿にはさまざまな形式があり、細かく見ていくとそれぞれに違いがありますが、御本殿には大きく分けて二つの様式があります。
 一つは日本の原初的な高床式の穀倉の形から派生した神明造、もう一つは、古代の住居の形から発展した大社造です。神明造のご本殿は伊勢の神宮に代表される形式で、大社造のご本殿は出雲大社に代表される形式です。
 この二つの形式は、建物の入り口をどこにとるかに違いがあります。私たちが、一般的に「家の絵を描いてください」と言われた際に単純に書くような屋根の形で、本を開いて伏せたような山形の形状をした屋根を持つ建物のことを切妻造といいます。そして、屋根の頭頂部を「棟」といい、屋根が三角に見える部分を「妻」、屋根の面の部分を「平」といいます。
 「神明造」は、この切妻造で、屋根が面に見える部分(つまり平側)に入り口がある「平入」という構造になっている建物のことです。対して、「大社造」は、切妻造で、屋根が三角に見える部分(つまり妻側)に入り口がある「妻入」の建物です。両者とも、何も塗られていない素木が使われ、千木と鰹木が屋根の上に設けられます。なかでも伊勢の神宮のものは、掘立柱で茅葺き屋根の様式で、特に唯一神明造と称します。