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古事記の筆録者

2017/02/04

古事記の筆録者

「問 99」

『古事記』は平成24年、編纂から1300年を迎えます。
この『古事記』はどなたの命で誰か筆録したでしょうか。

1.元明天皇の命で稗田阿礼が筆録
2.元明天皇の命で太安万侶が筆録
3.天武天皇の命で稗田阿礼が筆録
4.天武天皇の命で太安万侶が筆録

「正解 2」

〜解説〜

『古事記』は、第40代天武天皇の命を受け稗田阿礼が誦習していた歴史を、第43代元明天皇の命で太安万侶によって撰録され、和銅5年(712)に献上されました。
編纂の発端は天武天皇が次のように仰せられたことによります。

「聞くところによれば、諸家が伝えている帝紀(皇室の系譜)や本辞(古い伝授)は、すでに正実を違えて多く虚偽を加えている。
今、その誤りを改めなければ、いく年もしないうちに大切な主旨が滅びてしまうだろう。
帝紀や本辞は、わが国の起源由来と先祖が国土経営を重ねてきた大本である。
ゆえに帝紀を撰録し、旧辞を究め明らかにして、偽を削り真実を定めて、後世に伝えたい」