神仏習合の廃止について
2016/08/22
神仏習合の廃止について
「問16」
明治時代になって神仏習合は廃止されます。それは、仏教風の神号の廃止と、神社からの仏像や仏塔の除法などを内容としたものでした。
これは以下のどれに基づいたものでしょうか。
1.神仏判然令
2.神道指令
3.王政復古の大号令
4.教育勅語
「正解 1」
〜解説〜
神道指令とは、昭和20年(1945)にGHQ(連合軍総司令部)により出された「国家神道、神社神道二対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並二弘布ノ廃止二関スル件」のことで、これにより、明治時代に定められた国家と神社の関係を定めた諸法令は廃止され、「国家の宗祀」としての神社の位置づけがなくなりました。
王政復古の大号令は、明治維新で幕府や摂政・関白などの廃止を宣言したことです。
教育勅語は明治維新後の大日本帝国で、政府の教育方針を明記した勅語のことです。
正式には「教育二関スル勅語」といいます。