お問合せ・相談予約

ブログ

「その土地や神社に現れた神」とは

2016/07/27

「その土地や神社に現れた神」とは

「問3」
以下の文章の□□に入る言葉として正しいものはどれでしょうか。

神社が出来上がる頃のご祭神は、地名や神社名に神をつけた「〇〇神」といった名前で、「その土地や神社に現れた神」として認識されていたようです。

これらの神様は、人格的な性質より、むしろ自然を象徴する側面が強く、同時に、地域の人たちの地主神や、血縁関係にある人たちの□□的な神様でした。

1.氏神
2.産土神
3.鎮守神
4.崇敬神社

「正解 1」

〜解説〜
氏神は、もともと同じ氏族が共同で祀った祖先神または守護神のことです。

産土神は人々が生まれ育った土地の守護神です。

鎮守神は国や地域、寺院、王城など一定の区域・場所を守護する神のことをいいます。

神社を氏神さま、産土さま(神)、鎮守さま(神)と呼ぶことがあるのは以上のことに由来します。

しかし、これらの神様は時代の変遷とともに、同じ意味に使われるようになりました。

産土神の鎮座する周辺の一定地域に移住する人々を産子といいますが、今では、氏神・氏子という言い方が一般的です。

そして自分が生まれ育った土地や、現在、暮らしているところに鎮座する神社とは別に、個人的な信仰によって崇敬する神社を崇敬神社といいます。

由緒や地理的な事情により氏子をもたない神社もあり、そうした神社では崇敬会などの組織が設けられていることもあります。