黒引き振袖って何?
2016/05/06
黒引き振袖って何?
和装の結婚式で花嫁さんが着る衣装と言えば白無垢や色打掛がすぐに思い浮かびますが、黒引き振袖も伝統的な衣装として人気があります。
白無垢や色打掛のような羽織り物を上に着ない引き振袖は、スマートなシルエットでスタイルよく見えますし、帯の素材や柄の美しさが映えます。
黒引き振袖は江戸時代の武家の婚礼衣装であり、昭和初期までは白無垢よりも一般的でした。
正装として神前式から続けて着ても良いですし、初めは白無垢で、お色直しの後に着ても変化を楽しむことができます。
和風の髪型でないと似合わない白無垢とは異なり、黒引き振袖は洋髪も似合うので、髪型が自由になります。
また、白無垢や色打掛よりも衣装のボリュームが少ないので動きやすく、レストランウエディングなどスペースがあまり広くない場合でも楽に動くことができます。
注意すべき点は、上半身にしっかりと柄が入ったものを選ぶことです。
新郎新婦の母親などが着る留袖も同じ黒で上半身にはほとんど柄が入っていないので、花嫁も同様に上半身に柄が無いと、座った際に母親と同じように見えて、華やかさが足りなくなってしまいます。