男性の和装の正装とは
2015/07/31
男性の和装の正装とは
祭りや伝統行事以外では、最近一般的な人が男性の第一礼装を着る機会は結婚式の新郎、その父親、仲人や成人式や大学の卒業式などの公の式典など、かなり改まった席にと限られてきています。
でも、それを目にするとやはり気持ちも引き締まり素敵な日本人男性と映るのです。
男性の第一礼装は和装の中では最上の格の着物姿になります。
これは紋付き羽織袴の1種類になりますが、染め抜き5つ紋付きの長着と羽織に仙台平の袴をつけた、仙台平の袴に黒の紋付の羽織になるのです。男性の場合はこれを喪服にも使うのです。
長着と羽織は白地の羽二重を染めたものになります。
紋は日向紋に染め抜いたものが正式で、紋の数は最高の五つ紋です。
袴は仙台平の縞柄で、紐は十文字に結びます。縞の太さはいろいろありますが一般的には細めが多くなります。
帯は博多帯や西陣帯などの角帯を締めるのです。
長襦袢は白羽二重か色羽二重のものを使い、派手な模様は使いません。
足袋も白で、履物は畳表の雪駄を履きます。