どうして鈴を鳴らして柏手を打つの?
2015/03/27
どうして鈴を鳴らして柏手を打つの?
神社の参拝の作法は一通り覚えてはいるが、
その行為の意味は分からない方も多いのではないのでしょうか。
もちろん、参拝の作法のみを覚えておくこと自体は
悪いこととは思いませんが、形だけ覚えるのではなく
それらの意味を知っておくことで
参拝に対して思い入れが深まることになるでしょう。
簡単に説明しますと参拝の場所に備え付けられている鈴は
俗説的に神を呼び出すもの、と思われがちですが
それだけではありません。
鈴をならすことは、もう一つ、魔を祓うため
という意味も持っています。
そのことは、平安中期に編纂された格式のひとつである
延喜式にすでに記されています。
次に柏手はなんのためにするのかと言いますと、
神への感謝や喜びを表しすということや
神を呼び出すためという意味を持ち、
また邪気をはらうためとも言われているのです。
ちなみに何故かしわでと呼ばれるようになったのか
といいますと、単純に拍という字を柏と見誤った、
手を合わせた時の形を柏の葉と見立てたなどと
様々な説があります。
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