神社に納める金銭の意味
2015/01/20
神社に納める金銭の意味
宗教におけるお金の使い道は
わかりにくいものとなっていることが多いですが、
初穂料と玉串料の違いは明確です。
まず前者は、様々な儀式における金銭であるというのみではなく、
お守りを賜る際にも支払われる金銭に名付けられています。
それに対して後者は、本来は金銭ではなく
神様に捧げる玉串としての捧げ物を、
金銭と言う形で納めるという意味合いをもっているので、
儀式に関するもので、
さらに玉串として納められる際に用いられます。
玉串とは、神道の儀式に使うもので、
榊の小枝に、紙垂という白い紙を添えたものです。
これを自分の心とともに神様に捧げるということが、
神道の儀式において重要な意味合いをもっているのです。
ですから、このように両者には、明確な意味合いの差があります。
同じように神社に納める金銭であるのですが、
それがどのような意味合いによるものかを知って支払うことで、
神道の儀式についてより深く理解しつつ、
金銭を納めることができます。