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日本書紀の神勅

2017/01/03

日本書紀の神勅

「問83」

『日本書紀』では、天照大社は天孫降臨に際し、鏡,勾玉、剣の三種の神器を与えて「この鏡は私だと思って同じ御殿に祀りなさい」との「神勅」が下されたとしていますが、この神勅のことを何というでしょうか。

1.天壌無窮の神勅
2.斎庭の稲穂の神勅
3.宝鏡奉斎の神勅
4.神籬磐境の神勅

「正解 3」

〜解説〜

鏡に関するこの「宝鏡奉斎の神勅」のほか、『日本書紀』では「葦原の限りなく瑞穂が実るこの国は、我が子わが子孫が王となるべき地である。皇孫よ、行って治めるがよい。天地のあるかぎり、永遠に栄え続けるだろう」という「天壌無窮の神勅」、「わたしが高天原で食している斎庭(神聖な田)の稲穂を、わが御子に与えよう」という「斎庭の稲穂の神勅」などの神勅が下されたとしています。
これら3つの神勅は「三大神勅」と呼ばれ、歴史的に重要な意味をもっています。
また、神籬磐境の神勅と侍殿防護の神勅をあわせて「五大神勅」といいます。
これは祭祀に関することと、神殿に仕えることを天児屋命と太玉命に命じられたものです。