玉串って何?
2014/12/03
玉串って何?
こんにちは、神前挙式専門店の「三々九度」でございます。
玉串とは、神道の儀式に用いられる紙と葉で作られたものです。
この紙は紙垂と呼ばれるもので、使われる葉は榊と呼ばれ、
杉や樫の枝を用います。
儀式において参加者は神職者から受け取り、
それを神へ捧げるということに用いられます。
これは独特の儀式として、他の宗教に見ることのでいないものです。
由来としては、日本神話においては、
天照大神が岩戸に隠れた際に、
外の世界へと連れ出すために
玉や鏡をつけた五百津真賢木が捧げられた
ということが挙げられています。
他にも神霊の依り代であるとされる説もあり、
また名前の起源にも、玉という言葉による説や、
魂という言葉から取られた説、
また手向けるという言葉から来ているという説など、
様々に意見が分かれます。
こうして様々な説が唱えられるとしても、
大元となる宗教的な立場として、
全てのものに神が宿っているという汎神論が取られているので、
用いられる榊にも、神は宿っているものとして解釈されます。