神職の教育や養成の歴史について

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神職の教育や養成の歴史について

2020/02/08

「神道家や神職の教育や養成の歴史」に関する以下の記述のうち間違っているものを選んでください。

 

1.近世においては、吉田神道や垂加神道が教育に努めた。他方、伯家神道は古代からの伝統に基づいて、近世においても一般への神道思想の普及に努め続けた。
2.近世の復古神道では家塾が開かれ、神道家を輩出した。
3.明治初年には大教院・中教院・小教院において教師の育成が行われた。
4.明治以降は、皇典講究所、國學院大學、神宮皇學館、また教派神道の教師養成事業などが主要なものである。

 

正解 1.近世においては、吉田神道や垂加神道が教育に努めた。他方、伯家神道は古代からの伝統に基づいて、近世においても一般への神道思想の普及に努め続けた。

 

〜解説〜
 平安時代末頃から、白川伯家は神祇官を統轄し、宮中内侍所および八神殿に奉仕し、その一方で、御拝の作法を天皇・皇族・摂関家にも伝授してきました。しかし、広く一般を対象とした神道思想の普及に積極的にあたるようになってきたのは江戸時代中期以降のことです。

 

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