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神社検定

2017/05/18

神社検定

「凡そ禁中の作法は神事を先にし他事を後にす。旦暮敬神の叡慮懈怠なし。」
 これは、何に書かれた一節でしょうか。

1.「御成敗式目」
2.「禁秘抄」
3.「禁中並公家諸法度」
4.「寛平御遺誡」

正解 2.「禁秘抄」

〜解説〜

第84代順徳天皇が書かれた「禁秘抄」の冒頭の一節です。「宮中の作法は、すべてのことより神事が先であって、決して、朝夕の敬神のことを怠ってはいけない」といった意味です。「禁秘抄」は、宮廷の儀式や政務のあり方について書かれたもので、その後の歴代天皇の規範とされました。「御成敗式目」は北条泰時が制定した武家の最初の整った法典です。「禁中並公家諸法度」は江戸幕府が天皇および公家に対する関係を確立するために定めた枠組みです。「寛平御遺誡」とは、第59代宇多天皇が譲位に際して、当時13歳だった第60代醍醐天皇にあったられた書き置きです。