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神宮の恒例祭典について

2016/10/23

神宮の恒例祭典について

「問47」

神宮では年間に1800回以上ものお祭りが行われています。
恒例祭典のうち、最も重要なお祭りは何でしょうか。

1.月次祭
2.新嘗祭
3.日別朝夕大御饌祭
4.神嘗祭

「正解 4」

〜解説〜

最も重要なお祭りが10月の神嘗祭で、それに次ぐ6月と12月の月次祭を合わせて「三節祭」といいます。
祈年祭と新嘗祭は全国の神社でも行われていますが、三節祭は神宮独自のお祭りです。

月次祭と神嘗祭では、「由貴大御饌」うぃ奉って神様に感謝を捧げます。「由貴」とは神聖さを泡ラストいわれ、「大御饌」とは神様のお食事のことを指しています。
そして、神嘗祭では、その年に収穫された米の初穂を初めて神様にお供えします。

両正宮の内玉垣には、天皇陛下が皇居で作られた御初穂がかけられ、「縣税」と呼ばれる全国の農家から献納された多くの初穂も並びかけられます。
当日、皇居では、天皇陛下が神宮を遙拝され、同時に全国の神社でも神嘗奉祝祭が行われます。

神宮以外の神社でも月次祭と呼ばれるお祭りが行われる場合がありますが、それは、1日や15日など、あるいは、ご祭神にゆかりの日などに定めて毎月行われるお祭りで、皇室の永遠と国家の発展、氏子・崇敬者ならびに社会の安定と平和を祈る祭祀です。